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悪臭や汚水で悩む海産物卸売市場を本市企業の技術できれいに!JICA普及実証事業が、姉妹都市ハイフォン市で始まります
2019.04.15
アジアカーボンニュートラルセンターが策定を支援したベトナム・ハイフォン市の「ハイフォン市グリーン成長推進計画」において、事業計画のひとつに「上下水・雨水排水分野」が掲げられています。
その中で、産業排水分野における浄化の具体策として、本市の市内企業が開発した技術の活用が有望と考えられることから、2016年からJICA中小企業海外展開支援事業(案件化調査事業)を活用し、市内企業と本市が協働でハイフォン市でのビジネス展開に向けて取組んできました。案件化調査における実験機での排水処理能力は、姉妹都市締結5周年を迎えるハイフォン市にも高く評価され、このたび、有機排水による悪臭や汚水で悩む海産物卸売市場に本格システムを設置し、その能力の実証を始めることになりました。
事業名 | JICA中小企業海外展開支援事業(普及・実証事業) 「高濃度有機系産業排水を対象とした高性能排水処理システム普 及・実証事業」 |
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事業者 | 株式会社ジェー・フィルズ(北九州市小倉北区) |
支援者 | 公益財団法人 北九州国際技術協力協会(KITA) 北九州市(環境局アジアカーボンニュートラルセンター、産業経済局) |
事業概要 | ハイフォン市ドーソン地区ゴックハイ海産物卸売市場に高性能排水処理システムの実機を導入し、長期運用を通じ、季節性も考慮したベトナム現地で性能を発揮できるシステムにするための実証を行う。併せて、ハイフォン市現地企業等との設備製造体制、保守管理体制を構築し、事業化を目指すもの。 |
今後の予定 | 2019年4月23日:ハイフォン市人民委員会、関係部局とのキックオフミーティング 2019年12月:実証機稼働(以後、1年間かけて季節性も考慮した実証) 2020年3月:セミナー、実証機見学会 2021年1月:最終評価報告会、設備譲渡式 |
問合せ先
北九州市環境局環境国際戦略課 アジアカーボンニュートラルセンター
担当課長:有田、担当係長:安武(電話:093-662-4020)