アジアカーボンニュートラルセンター環境未来都市 北九州市

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海外展開企業紹介

株式会社ウエルクリエイト

どんな会社ですか?

私たちの食卓を支える野菜や穀物。その生産基盤である「土」が今、大きな課題を抱えています。かつて化学肥料が存在しなかった時代、日本の食料自給率はほぼ100%でした。しかし現在、化学肥料の原料であるリン酸・窒素・カリウムは海外依存で自給率は実質ゼロ、食料自給率も38%(カロリーベース)まで低下しています。 一方で、国内では年間数百万トンもの食品残渣(生ごみ)が発生し、その多くが莫大なコストとエネルギーをかけて処理されています。

ウエルクリエイトは、この矛盾に対し、「地域での循環」というアプローチで挑んでいます。私たちは北九州市を拠点として、「食を支え、地域を支え、未来の暮らしを守ること」をモットーに、食品残渣を単なるゴミではなく「地域の土を豊かにする資源」として再生させる「メリーズシステム事業」を展開しています。創業者の松尾は、かつて装置販売の競争が激化する中で「お客様が求めているのは機械そのものではなく、“生ごみがなくなる”という価値だ」と気づき、装置の販売ではなく、運用・リサイクルまでを一貫して提供する「サービスの提供(コト売り)」へとビジネスモデルを転換し、今のウエルクリエイトの事業の根幹となっています。

武内市長表敬:食品廃棄物リサイクルモデル事業

イオンチアーズクラブ:発酵分解見学

海外展開を目指す商品は何ですか?

ウエルクリエイトが提案するのは、地域の資源を循環させることであり、“食・農・地域”をつなぐサービスの提供です。

オンサイトでの食品残渣の分解と減容化

食品工場・スーパーマーケット・ホテル・レストラン・自治体(学校給食、公設市場)などに対して、食品残渣の発酵分解装置「フォースターズ」を提供し、微生物由来の堆肥化促進剤を活用し、食品残渣を発生場所で分解し、体積を減容化させます。これにより、腐敗を防ぐだけでなく、回収・運搬のコストを削減します。

食品卸売事業者での装置設置

多様なパートナーと創る「食の循環」

減容された「一次発酵物」はリサイクルセンターへ運ばれ、完熟堆肥や他の有機物と混合し、有機質肥料へと生まれ変わります。この堆肥や肥料を契約農家に提供し、そこで育った野菜が再び食卓に並ぶ――このリサイクルループが、私たちが多様なパートナーと構築する「メリーズシステム」です。
現在、全国約1,000カ所に発酵分解装置を設置し、年間約20万トンの食品循環資源を取り扱っています。この仕組みは一社単独ではなく、多様なステークホルダーとの連携によって支えられています。

リサイクルセンター全景

「食の循環」を通した価値の見える化

メリーズシステム事業を導入して頂いたお客様(企業・自治体など)には、コスト削減だけでなく、事業を通して生み出された環境貢献を見える化し提供する取り組みを行っています。
以上を組み合わせたパッケージサービスとして海外展開することを目指します。

野菜残渣の裁断工程

これまでどのような国際協力・海外ビジネス展開を行ってきましたか?

ウエルクリエイトは、北九州市やJICA(国際協力機構)などと連携し、長年にわたりアジア地域での環境ビジネスと国際協力に尽力してきました。

マレーシア・キャメロンハイランドでの挑戦

マレーシア有数の高原野菜産地であるキャメロンハイランドでは、大量に廃棄される野菜くずや、連作障害による地力の低下が深刻な問題となっていました。 私たちはJICA(国際協力機構)の中小企業支援型普及・実証事業などを通じ、現地の廃棄物管理公社(SWCorp)等と連携。現地の食品廃棄物から堆肥を製造し、その堆肥を用いて減農薬野菜を生産・出荷するリサイクルループの構築に取り組みました。この取り組みは、環境負荷の低減と持続可能な農業を同時に実現するモデルとして、現地政府からも高い期待が寄せられています。

マレーシアで設置したフォースターズ

マレーシア経済省副大臣への表敬訪問

今後の展望について教えてください

地政学的なリスクや気候変動などにより、食料や肥料の安定確保は世界共通の課題となっています。ウエルクリエイトは、持続可能な食料システムの実現に循環の仕組みで貢献します。

「地域循環の拠点」の拡大

現在、私たちが推進しているのが地域循環の拠点化の普及です。これは、食品残渣の一次発酵物に、鶏糞などの地域未利用バイオマス資源を混合し、より付加価値の高い「有機質肥料」を製造する拠点です。 2025年には大阪や埼玉、2026年には北九州で運用をスタートし、全国への拡大を目指していきます。

「地域資源で自給する社会」へ

輸入肥料に頼らず、身近な資源を循環させることで、未来世代の「食」を守る。地域の資源で地域の食を支える取り組みは、現在我々が地球規模で抱えている環境課題(気候変動、生物多様性の損失、環境汚染のトリプルクライシス)の解決に貢献する取り組みです。現在、我々の事業から生み出される温室効果ガス(GHG)の削減、循環率向上、生物多様性への貢献を可視化する取り組みに挑んでいます。
食品資源の循環の高度化に取り組みながら、北九州からアジア、そして世界へサービス展開し、ワクワクするような循環型社会を創造し続けます。

鶏糞混合有機質肥料

堆肥利用:弘川農園

株式会社ウエルクリエイト

本社:〒808-0002 福岡県北九州市若松区向洋町10番1
TEL:093-752-5300 FAX:093-752-5303

第一事業所:〒270-2253 千葉県松戸市日暮二丁目3番地15グリーンプラザ八柱第一205号
TEL:047-386-5600 FAX:047-387-0228

第二事業所:〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原二丁目14番14号MF新大阪ビル8F
TEL:06-6318-8037 FAX:06-6318-8038

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